昔の外付けの記憶装置・MOドライブ。
20年以上パソコンを使っている人でしたら覚えている人も多いでしょうが、かつてMOドライブという外付けの記憶装置がありました。自分も持っていました。
これに入れるものがMOメディアでこんな感じのものです。大きさとしてはフロッピーとほぼ同じで、厚さがフロッピーのだいたい2倍ぐらいあります。
今から見ると記憶容量もすごく少ないです。主に市販されていたものは230MB・640MB・1.3GBでした。
MOドライブが販売されていたのは1980年代半ばから2000年代のはじめくらいまでです。
1980年代といえば外部の記憶媒体はフロッピーディスクが主流でしたから、フロッピーの容量の1.4MBに比べればMOは大容量でした。
ですがそれから後にはSDカードやUSBメモリ、CDやDVDなどが次々と世の中の主流となり、MOはあっという間に廃(すた)れてしまいました。
ネットで調べてみましたら大体販売されていたのは15年間くらいとのことです。かなり短かったですね。
2000年代の初めごろに各メーカーは生産を終了し、現在新品が店頭に並ぶことはありません。ですがAmazonなどではドライブは中古品として、メディアは残っている在庫が、まだかなり流通しているようです。
MOはデータが50年持つとも言われており、保存メディアとしてはかなり頑丈というメリットはあったのですが、外付けのメディアとしてはやはり大きい、高い、容量が少ないということでUSBメモリやSDカードにとって変わられてしまいました。
自分も随分と買いましたが、データの方はほとんどハードディスクなどに移して、MOはドライブもメディアも処分してしまいました。