新人漫画家の原稿料は1ページいくらくらい?

自分は今から30年以上前の大学時代、サークルで漫画愛好会に入っておりまして、授業もろくろく出ずに、漫画ばっかり描いていて同人誌を作っていた時代がありました。

自分は1年留年して5年で卒業しましたが、大学自体は留年を重ねると8年までいられます。
自分のいた漫画愛好会では1年生から8年生までが見事に揃っておりました。

その中で、自分が3年生だった時に7年生だった先輩が、どういう経緯だったのかは分かりませんが、ある商業誌で連載をもらうことになりました。

その雑誌は自分の全く知らない漫画雑誌でしたが、先輩から聞いた話によると、原稿料は1ページ三千円だと言ってました。月刊誌だったので月15ページもらっていまして、ですから原稿料は月4万5千円です。

もちろん、月の収入がこれだけではとても生活出来ません。アシスタントを雇うお金もありません。プロの漫画家とは言えず、いわゆるセミプロです。

しかも全部1人で描くととてつもなく時間がかかります。漫画を描いたことのある人なら分かるでしょうが、ストーリー、下書きから始まってペン入れ、ベタ、スクリーントーン、背景、流線、ホワイトでの修正など様々な工程を踏んでようやく完成です。かかった時間のわりにはその報酬はとてもそれに見合うものではありません。

ですがこれは30年くらい前の話。では現在では、もっと高くなっているのかとちょっと調べてみましたが、現在でも新人は5千円から8千円くらいが基準のようです。

アシスタントを雇えば一日1万円くらいかかりますし、その他家賃や電気代、必要経費を考えるととても原稿料だけでは生活できません。メインの収入は単行本化された時の印税となります。

印税率は10%と言われていますので、コミックスが一冊売れると40円から50円くらいの印税が入ってきます。100万部売れれば4千万から5千万の収入となりますが、ここまで売れるのはごく一部の作家だけです。

話を原稿料に戻しますと、新人のうちは1万円以下が普通ですが、人気が出てきたりキャリアを重ねてくると原稿料も上がってきます。大体中堅どころで1ページ1万から3万円。大物超人気作家になると1ページ4万円から8万円ということです。

なお、原稿料は、どこまででも上がるというものではなく、1ページ10万円が限度と言われています。それは漫画の神様と言われる手塚治虫さんの原稿料が1ページ10万円だったことに由来しています。何人(なにびと)も、神様を超えてはならないという暗黙のルールがあるということです。

漫画といえば、ほとんどの人が頭に浮かぶのが、ドラゴンボールや北斗の拳、ワンピース、ナルトなどの大ヒット作品ですが、あれらは漫画界の中でも巨大ピラミッドの頂点の中の頂点です。

上は何十億と稼いでいる作家の人もいれば、下は毎月10数万円くらいの収入で、これだけでは生活が出来ないという人もいます。芸能界もそうですが、漫画界も、ピンからキリまで、収入に何ケタの差があるんだろうというほど、差が激しい世界なのです。

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