社員2人組がナンパをしていたら、バックのヤンキーが出てきた。

以前、ある会社の社員2人組が、社用車に乗ってナンパしていた。(もしナンパが成功した場合、社名の入った車でドライブということになるが)。

ある道ばたで、二人組の女の子が歩いていたので、早速車から降りて声をかけてみたが、あんまり反応がよくない。

「え~、でもぉ・・」などと言われてちょっと苦戦。それでもしつこく誘っていると、突然後ろのほうから「お前ら、何しとんじゃ!」と男の怒鳴り声が聞こえてきた。

びっくりして振り向くと、どう見ても族か・・族というよりチンピラという感じの・・茶髪でパンチパーマの、ピアスしたヤンキーみたいな男がこっちに近寄ってきた。

「ワシの知り合いに何しとんじゃ!あ~? ナンパか、コラ! ワシの街で女引っかけるとはええ度胸じゃのぉ!」とからんでくるので、
「なんや!お前には関係ないだろうが!」と言い返すと

「なんや、その口のきき方は! お前らどこのモンじゃ!」と言うので
「俺ら〇〇工機のモンじゃ! お前こそどこのモンや!」と会社名を出して言い返した。

するとそのヤンキーは突然低姿勢になり、
「は・・〇〇工機というと・・この間、硬式野球部が出来たばっかりの・・あの〇〇工機ですか・・?」と聞いてきた。
「そうよ。なんや、お前知っとんか。」

「ハイ! 実は俺、あした面接なんです。俺、ガキの頃から野球が好きで、是非〇〇工機に入社して社会人野球に進みたいと思ってるんです。

俺、ナリはこんなだけど、野球だけは一生懸命やってきたんすよ。あした、面接なんですけど・・受かりますかね・・?どうでしょう?」

「んー・・うちのお偉いさんは元気のいいのが好きだからね。やる気を一生懸命アピールして・・あとは大きい声で答えることかな。」
「あ、ハイ、ありがとうございます!面接頑張ります!」

と言って女の子の方を振り向いて、
「お前ら、こちらのお方は今度からワシの先輩になられるお方じゃ! 乗ったれーや(乗ってやれよ)、車に! 先輩方にどこかドライブ連れてってもらえ!」

と言ってさっきとはうって変わってナンパの手伝いをしてくれた。社員二人は、おかげで彼女たちと楽しいひとときを過ごすことが出来た。

そしてそれから一ヶ月後、〇〇工機では社内報に「今年度の新入社員」が写真入りで紹介された。しかし、その中にあのヤンキーの顔はなかった。どうやら落ちたらしい。

当たり前。面接の前日にあんな調子では多分そのままの格好で行ったんだろう。別に外見で人間の価値が決まるわけではないが、社会的な公の場に出る時くらいはきちんとしたカッコして髪くらいは直して行くようにしよう。

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