困ったお客

▼1.車内でゲロを吐く人は多いが、その多くは窓やドアを開けて吐いたり、下を向いてビニール袋に吐いたりするものである。だがまれに、後ろの座席からフロントガラスの方向に向かってゲロを噴出する人がいる。しかも勢いがあるためにメーターとか無線のマイクにもゲロがかかる。もちろん、運転手の左肩にもかかる。

▼2.かなり酔った人で「○○町まで」と言うので、その近辺まで行ったら、
「ここは一体どこじゃ!? ○○町だから家の近くは近くのはずなんじゃが・・自分の家が分からんようになったぞー! 暗くて道が見えん! 家の場所を忘れてしもうたー!」
という感じで、自分の家が分からなくなる人。これまでに2人出会った。

▼3.目的地の町名を言わないで「県道に出て西へずっとまっすぐ」という言い方をする人。しかしずっとまっすぐ走ってたらだんだん不安になって「まだまっすぐでよろしいんでしょうか?」と聞くと返事がない。

車を停めて振り返るとやっぱり寝ている。起こすと「行き過ぎじゃーっ!誰がここまで来いと言ったーっ!」と怒りだす。

▼4.「平原駅まで。」というので平原駅まで行った。到着して後ろ座席を振り返ると寝ていたので「到着しましたよ」と起こすと、

「はっ!!ここは・・・平原駅じゃないか! なんで平原駅におるんじゃ!? お前、誰が平原駅に行けと言うたーっ!!(←自分で言ったじゃないか)ワシの家は○○町じゃーっ!」
と、最初言ったのとは全然違う方向を言い始める。

▼5.今ではそういうことは全くなくなってしまったが、かつて、毎月のように200万くらいをタクシー代に使っていた会社の社長がいたという。毎朝タクシーを呼んで、それに乗ってはどこともなくドライブをする。なぜかタクシーが大好きな人だったらしい。隣の県まで遊びに行って往復するとなると10万を越えることもザラであった。

そのうちには、朝の8時になると、その社長宅の家の前にタクシーが3~4台待機するようになった。社長が家から出てくると「さて、今日はどれに乗るかいのぉ。」という感じで適当な一台を選ぶ。当たると10万以上の売り上げが保証されるようなものだ。

だがしばらくしてこの社長は事業がうまくいかず、今では一般人のような感じになってしまった。

▼6.これは自分の話ではないが、かなり酔った人を送って行って「1600円です。」と言うとお札を2枚出して、「お釣りはいいよ。」と言う。見ると2000円ではなくて、1万千円ある。「あ・・これは多すぎますよ。」と言ったのだが、「いいから取っときなよ!」と言って自分でドアを開けて強引に降りていった。本人は2000円のつもりだったのだろう。

また自分の場合でも、「2400です。」と言うと7000円出して「お釣りはいいよ。」と言う。本人は3000円のつもりで出したのだろうが、さすがに黙っているわけにもいかないので、追いかけていって返した。

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