献血しても大丈夫な血液量の限界

人間の体の中を流れている血液の量はだいたい体重の13分の1と言われています。体重65kgの人なら約5kgということになります。

血液の比重は1.06で、水と同じくらいですから、5kgといえばだいたい5リットルです。この血液が体全体に栄養や酸素を送ったり老廃物を取り除いたりして体内を流れ、健康を支えています。

血液がどういう状態かということは非常に重要で、自分も4週間に1回通院している関係上血液検査は頻繁に受けますが、その数字を見て先生は状況の判断をしています。血液の検査項目はいつも36項目書かれてあります。

事故などで体内から血液が失われると出血多量で死亡することも少なくありませんが、死に至る恐れが出てくるのは全血液の3分の1が失われるあたりからです。

体重65キロの人であれば大体1.6リットルの血液が失われると非常に危険です。ですから全ての血液の3分の1以下であれば献血しても大丈夫ということになりますが、もちろん献血の制度としてそのようなきわどい献血は許されていません。

その計算でいくと、65kgの人は1.5リットルまで献血しても大丈夫ということになってしまいます。

昔から行われていたのは200ml献血で、昭和61年からは400ml献血という制度もできました。現在では400ml献血が主流となっています。

これは実際に血液を患者さんに投与する場合は、例えば2リットルを投与する場合、200mlの献血では、10人分が必要となりますが、400mlでしたら5人分となります。

なるべく少ない人数の血液を入れた方が副作用が出る確率が低くなるために、400mlの献血の方が安全性が高いのです。

献血後の血液の量は、水分を摂取することにより短時間で回復します。
200mlでしたら血液の量は2-3時間で元に戻り、成分に関しても、血漿成分は約2日、血小板成分が約4~5日、赤血球は約2~3週間で回復します。


日本赤十字社が大体の献血量の目安を公開しています。

■全血採血は、200mlと400mlの2種類です。

年齢は200mlは16歳から69歳まで。
400mlは男性が17歳から69歳まで、女性は18歳から69歳までとなっています。

■成分採血は、血漿(けっしょう)も血小板も600ml以下です。循環血液量の12%以内となっています。

年齢は、血漿が18歳から69歳、血小板が男性18歳から69歳、女性18歳から54歳となっています。

血漿成分献血の体重別献血量の目安
体重 献血量
40kg~45kg未満 300mL(女性のみ)
45kg~50kg未満 300mL~350mL
50kg~55kg未満 400mL
55kg~60kg未満 400mL~450mL
60kg~65kg未満 400mL~500mL
65kg~70kg未満 400mL~550mL
70kg以上 400mL~600mL

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