ケンカに遭遇しても助けない・関わらない

タクシーの業務で毎日のように飲み屋街にいますと、ケンカも時々目にします。
大体一対一のケンカで、その双方が、お互いの連れの人に止められて引き離されるというパターンが多いのですが、5対5ぐらいで10人ぐらいが入り乱れたケンカも時々あります。

以前タクシーが、列を作って並んでいるビルの前でケンカが起こったことがありました。この時はケンカというよりもリンチという感じで一人の人間を3人がかりで痛めつけていました。

タクシーの列には順番があって、先頭の車にお客が乗って発進すると二番目にいた車が前に出て先頭になります。ケンカはちょうどその先頭のタクシーのすぐ横で起こっていました。

痛めつけられているその一人は顔面から血を流し、服のあちこちにも血がついていました。

なんとか逃げようとして先頭に止まってるタクシーのドアを自分で開けてタクシーに乗り込もうとしましたが、その瞬間運転手はドアが開けられたにも関わらずその人を振り切って急に発進して逃げてしまいました。

こういった血まみれの人が乗ってくるとシートが汚れますので、逃げる気持ちも分かります。またシートを取り替えに会社に帰らなくてはなりませんから。でも一応これは乗車拒否になります。

そこで逃げられたケンカの被害者の人は、相手の3人の人間に捕まえられながらも今度は二番目にいたタクシーに近づいていきました。

次のタクシーに乗ろうとしたわけですがこのタクシーもすぐに発進して逃げていきました。

そしてその次その次と、その列には5台のタクシーが並んでいましたが、全てのタクシーは発進して逃げていきました。全員血まみれのその人を乗せるのが嫌だったのでしょう。

自分はその5台目にいた運転手からこういった話を聞きましたが、その後どうなったのかは知りません。

助けようとかいう気持ちは全員あんまりなかったみたいですね。情がないというか・・これが仕事中の現実のようです。

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