この辺で聞いた幽霊話
▼男が手に持っていたもの。
同僚の運転手が、お客から聞いたという話。
この辺の繁華街の中心となっている広い道路にカラオケボックスがある。そのカラオケボックスの前をそのお客歩いていた時、前方に1人の着物を着た男が立っていた。
着物と言っても夏の浴衣のようなものではなく、何か昔の農民が来ているような古くさい汚い着物。
そして手には何か持っている。結構大きいもの持っていたのでそれをちらっと見てみたらそれは人間の生首だった。
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▼男が手に持っていたもの。
同僚の運転手が、お客から聞いたという話。
この辺の繁華街の中心となっている広い道路にカラオケボックスがある。そのカラオケボックスの前をそのお客歩いていた時、前方に1人の着物を着た男が立っていた。
着物と言っても夏の浴衣のようなものではなく、何か昔の農民が来ているような古くさい汚い着物。
そして手には何か持っている。結構大きいもの持っていたのでそれをちらっと見てみたらそれは人間の生首だった。
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夕方の18時くらいから20時くらいまでは、飲み屋街に関係したお客さんがほとんどである。
これから飲みに出る人や、夜の街で働く人の出勤、飲み屋のママさんとか従業員などが多く、これ以外の人にはほとんど当たらないような時間帯だ。
19時ごろ、無線の配車で一軒の家に当たった。もう何回も当たったとのある家で、乗るのは、ある飲み屋の従業員の女の人。距離は1メーターで5分くらいで終わる。
普通通り迎えに行っていつもの店で降りた。料金は小銭でいつのまにか、運転席と助手席のコンソールボックスの上に置かれていた。何事もなくこの件は終了した。
それから6時間くらい経った夜中の1時ごろ、無線室から連絡があった。
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ある男のお客さんから携帯に電話がかかってきた。
「もしもし~、俺なんすけど、今『陽子(飲み屋)』にいるんで、迎えに来てもらえますかね?」
その飲み屋に到着すると、その人は店の前で待っており、「おぉ~、もうメーター入れっぱなしにして、中、入って一緒に飲もうや!」
と言う。お言葉に甘えて、メーターを入れて、車を路上に停めてから一緒に店の中に入った。さすがに酒を飲むわけにはいかないので、自分はウーロン茶。
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夜の繁華街では、道路のあちこちにタクシーがずらっと列を作って並んでいる。あれらは一見無造作に並んでいるように見えても、一応はルールがあって、それぞれの列の先頭の位置と最後尾の位置が決まっている。
最後尾まで車が並んでいたら、その列にはもうそれより後ろには車を停めてはいけないのだ。別の停められる列を探さなくてはならない。
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自分は今のタクシー会社は2社目で、現在いる会社ではそういった人はいないのだが、今から10年ぐらい前にいた最初のタクシー会社では、家のない社員が3人いた。
家がないということはすなわちホームレスであり、ホームレスであるが働いている人たちである。
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ある日、自分がコンビニの前の列に並んでいた時のこと。先頭は他の会社の車で、自分は2番目の場所だった。しばらくして中年の女性が先頭のタクシーに近づいていった。運転手がドアを開ける。
が、すぐには乗りこまずに運転手と何かを喋っている。
数秒経ってその女性はその車には乗らず、2番目であった自分の車に近づいて来た。先頭の車がバタンとドアを閉めた。自分がドアを開けるとすぐには乗ってこずに
「近いんですけど、いいですか?」
と聞いてきた。
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夜の23時ごろ無線配車で、ある飲み屋にお客を迎えに行った。店に挨拶して外で待っていたら出て来たのは、男の2人組。
車のドアを開けようと自分がドアの横に立っていたら、その2人のうちの1人から
「さっさとドアを開けい!ボサッとすんな!」
と言われたのでいきなりカチンと来た。
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夜の22時頃、とあるアパートへ、お客さんを迎えに行った。乗ってきたのは30代くらいの男。行き先は、飲み屋街の有料駐車場。
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夜の2時ごろ、男のお客を乗せて山の中を走っていた。
この山道は数kmに渡って家が全くない。間に小さな食堂が一軒営業しているが、それだけで、バス停もほとんどないような道である。
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