「タクシー業務」の記事一覧(2 / 8ページ)

まるで泥棒扱い

夕方の18時くらいから20時くらいまでは、飲み屋街に関係したお客さんがほとんどである。

これから飲みに出る人や、夜の街で働く人の出勤、飲み屋のママさんとか従業員などが多く、これ以外の人にはほとんど当たらないような時間帯だ。

19時ごろ、無線の配車で一軒の家に当たった。もう何回も当たったとのある家で、乗るのは、ある飲み屋の従業員の女の人。距離は1メーターで5分くらいで終わる。

普通通り迎えに行っていつもの店で降りた。料金は小銭でいつのまにか、運転席と助手席のコンソールボックスの上に置かれていた。何事もなくこの件は終了した。

それから6時間くらい経った夜中の1時ごろ、無線室から連絡があった。
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泥酔状態の人。次の日の仕事は大丈夫か。

ある男のお客さんから携帯に電話がかかってきた。

「もしもし~、俺なんすけど、今『陽子(飲み屋)』にいるんで、迎えに来てもらえますかね?」

その飲み屋に到着すると、その人は店の前で待っており、「おぉ~、もうメーター入れっぱなしにして、中、入って一緒に飲もうや!」

と言う。お言葉に甘えて、メーターを入れて、車を路上に停めてから一緒に店の中に入った。さすがに酒を飲むわけにはいかないので、自分はウーロン茶。
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近いからと乗車拒否するとこういう目にあう。

夜の繁華街では、道路のあちこちにタクシーがずらっと列を作って並んでいる。あれらは一見無造作に並んでいるように見えても、一応はルールがあって、それぞれの列の先頭の位置と最後尾の位置が決まっている。

最後尾まで車が並んでいたら、その列にはもうそれより後ろには車を停めてはいけないのだ。別の停められる列を探さなくてはならない。
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田んぼに突っ込む

昔、ある運転手が女のお客さんを乗せて走っていた。時間は夜の1時か2時ごろ。

このあたりは少し中心部をはずれると畑や田んぼが広がる光景にすぐに出会う。
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家のない社員

自分は今のタクシー会社は2社目で、現在いる会社ではそういった人はいないのだが、今から10年ぐらい前にいた最初のタクシー会社では、家のない社員が3人いた。

家がないということはすなわちホームレスであり、ホームレスであるが働いている人たちである。
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巧妙な乗車拒否

ある日、自分がコンビニの前の列に並んでいた時のこと。先頭は他の会社の車で、自分は2番目の場所だった。しばらくして中年の女性が先頭のタクシーに近づいていった。運転手がドアを開ける。

が、すぐには乗りこまずに運転手と何かを喋っている。

数秒経ってその女性はその車には乗らず、2番目であった自分の車に近づいて来た。先頭の車がバタンとドアを閉めた。自分がドアを開けるとすぐには乗ってこずに

「近いんですけど、いいですか?」

と聞いてきた。
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