汗をかくと風邪が治ると言うのは本当か。

自分も子供の頃、「汗をかいたら風邪が治るからしっかり汗をかきなさいよ。」と、親からよく言われました。厚着をして布団に入って寝て、大量に汗をかいたら風邪が治ったような記憶は確かにあります。まるで汗が風邪を外に追い出してくれたようです。

ですがこれは、汗が風邪を治してくれたように感じますが、実際には汗をかいて風邪を治すというのは無理な話です。現実的には風邪が治りかけているから汗をかくのであって、汗が出るというのは風邪の治りかけのサインなのです。ですから無理やり汗をかいても意味がありません。

風邪は誰もが、かかったことのある、最も一般的な病気で、主に喉や鼻などの空気の通り道に起きる急性炎症の事を風邪と言っています。

風邪は体にウイルス(細菌)が入って起こる病気で、そのウイルスの種類は約200種類と言われています。

体の中にウイルスが入ると体の防衛本能でウイルスに対抗します。
鼻に入ったウイルスは鼻水で外に出そうとしますし、喉に入ったウイルスは咳で吐き出そうとします。

そして体内に入り込んだウイルスには体温を上げて対抗します。ウイルスは熱に弱いので体温を上げることによってウイルスが増殖するの防ぐことができるからです。

かといって人間は常に体温を上げておくわけにはいきません。適正な体温というものがあり、 人間の場合39度を超える熱がずっと続くと体に相当な負担がかかってきます。41度を超えると細胞が破壊され、最悪の場合死ぬこともあります。

体温を上げるのは、こういったウイルスなどの対抗措置といった、緊急事態の時だけなのです。

ウイルスを撃退した後、体は平熱に戻ろうとします。その際に体の熱を放散させるために汗が出ます。夏の暑い日やスポーツの後に汗が出るのも、これと同じことで、体の熱を下げるために汗が出るのです。

風邪をひいて寝ている時に熱が出ているのは、体がウイルスと戦っている時と言えます。

ですから汗をかくから風邪が治るのではなく、風邪が治りかけているから汗をかくというのが正しい言い方になります。

もちろん風邪は引かないのが一番ですが、それでもやはり人間ですから風邪を引くこともあります。

風邪かなと思った時、注意すべき点はまずは寝ることです。最低でも1日6時間の睡眠時間は欲しいところです。そして水分を十分にとってタンパク質やビタミン C、ビタミンB群などを摂取をします。

そして部屋の環境も快適な温度を保つようにして、冬でも大体20度から25度ぐらいに設定します。喉がおかしいと感じたら加湿器なども使います。

そして人に風邪のウイルスを移さないよう、出かける時にはマスクを忘れないようにしましょう。その上で風邪薬など飲んで早めの対策をすることが大事です。

風邪は放っておくとどんどん悪化して行き着くところまで行ってしまいます。鼻水・鼻づまり・喉の痛み・発熱・寒気など、自分の症状に合わせた薬を早めに飲みましょう。

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