酢を飲むと体が柔らかくなる・コーヒーを飲むと頭が良くなるという説。
▼酢を飲むと体が柔らかくなる
昔から言われていますね。自分も子供の頃、親から言われたことがあります。子供の頃は信じていましたが、これは科学的な根拠はない、いわゆる迷信の部類に入ります。
魚を酢に漬けておくと骨が柔らかくなりますし、魚の南蛮漬けは骨まで柔らかく食べることができます。確かに酢には柔らかくなるというイメージがあります。
ですがこれは食べるために魚を浸しておくと骨が柔らかくなるというだけであって、酢を飲んだからといって関節が柔らかくなるわけではありません。
体が柔らかく、すなわち関節が柔軟になるのはやはり柔軟体操でしょう。酢はいくら大量に飲んでも、体内で水と炭酸ガスに分解されてしまうので、体に影響を及ぼすことはありません。
▼コーヒーを飲むと頭が良くなる
これも随分と昔、子供の頃に聞いたことがあります。他には「味の素を食べると頭が良くなる」というのもありました。味の素の方はやはり迷信だそうです。
コーヒーを飲むと頭が良くなると言われるのは、コーヒーに含まれるカフェインで眠気が覚めるところから来ていると思われます。
ずいぶん昔ですが東大の医学部がコーヒーを、カフェイン入りとカフェインなしに分けて、被験者に飲ませ、計算能力の差を調べるという実験をしたことがありました。
それによると4%から5%の差でカフェインを入れたコーヒーを飲んだ人の方が計算能力が高いという結果が出たといいます。
カフェインのおかげで頭が良くなるというよりも、頭がシャキッとさえて脳が働くようになったんでしょうね。コーヒーが脳を覚醒するという効果はあるようです。