タクシー運転手が人手不足。

世間がコロナ一色に染まってからすでに3年近くが経過しました。去年までは夜の繁華街はコロナの影響をモロに受けており、飲みに出るお客さんが激減しました。そのおかげで夜のタクシーの勤務者は売上が激減しました。

昼間勤務のものも同じような感じで、会社の出張が減ったので電車や新幹線がついても駅から出てくる人は激減して、当然昼間勤務のものも売り上げが激減らしいです。

生活できないと言ってやめていった社員も何人かいます。ここ半年ぐらいは随分と夜の人出が戻ってきましたが、社員は減り続けています。

もともとタクシー業界はどんどん人が辞めていく業界でして、別に仕事がきついわけではないのですが、とにかく高齢者が多く、うちの会社でも社員の平均年齢は60歳以上です。これはよその会社も大体同じくらいだと思います。

高齢者が多いので年を取ってしんどくなったとか具合が悪くなったり病気になったり、在職中に死亡したりする人もいますので、どの会社も社員はどんどん減っていきます。

それを新規採用して大体同じような人数に保っていたのですが、コロナの影響なのかうちの会社に限ったことなのか、新規の人がコロナが始まってからほとんど入ってこなくなりました。

コロナ以前は一年中、定期的に新人が入ってきていたのですが、もうこの1年ぐらい誰も入社してきません。何ででしょうね。

そういうことで運転手は減る一方で、うちの会社も大幅な人手不足らしいです。現在では繁華街に出ているうちの会社の夜の勤務のものは15台位しかいません。

ですからお客さんから1台来させてくれという電話がかかってきても、全部の車がご乗車中でしたら

「すいません、空車がいませんのですぐには行かれません。」と無線室は言うしかないわけです。

「申し訳ありませんが、よその会社にかけていただけませんか?」と断っているようです。

先々月から会社の掲示板に「先月は何本の電話を断った」と1ヶ月間のデータが張り出されるようになりました。

それを見ますと10月も11月も大体1200本ぐらい、12月は2000本近い電話を断っているようです。1日平均すると40本以上です。

うちの会社が断った電話は、全部その売り上げがよその会社に流れていくわけですから、経営サイドとしては面白くないでしょう。

以前自分がいたタクシー会社の所長が言っていましたが、タクシー会社の理想としては1台の車に2人の担当者をつけて、昼と夜に分けて勤務させて、1台の車を24時間動かすというのが理想らしいです。24時間休むことなく売り上げが上がりぱなしになります。

ですがうちの会社は一人が一台を担当しています。そしてさらに誰も乗っていない車が5台か6台あります。

自分の住んでいる市にはタクシー会社が4社ありまして、狭い街ですから他の会社の乗務員と話をすることもあるのですが、よその会社も同じような感じで運転手が減る一方で随分と車が余っているようです。

タクシー業界が人手不足になったというのもやはりコロナの影響なんでしょうか。


かに通販専門マルゲン本店

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